仕事をやめて

仕事をやめてからいろいろなことを考える時間が得られた。仕事をしていたときは朝5時起きで6時出社。仕事が終わるのは早くて21時、遅くて22時で、晩飯食って寝るだけの生活。時間がいくらあっても足りないと思った。休みの日も仕事のことを考え、どうしたら仕事がうまくできるか、そのことしか考えていなかった。仕事はキツカッた。それでも充実感はあった。無駄な時間などまったくなかった。ひたすら仕事をこなしていればあっという間に一日が過ぎていった。時には上司に怒られ涙を流したこともあった。それでもやるしかなかった。逃げることはできないのでひたすら頑張った。仕事ができて認められるように必死だった。上に立つ人はやはり仕事に対しての責任と誇りを持っているので厳しいのは当たり前で、プライベートとしっかり分けていた。仕事が終わると飯屋に行き、悩みを聞いてくれたり、酒を飲みながら熱心に話を聞いてくれた。自分も一日も早く、みんなの期待に応えられるようにと努力した。休日はチームのみんなとバーベキューをしたりして仕事のつらさなど忘れられた。朝早くから酒を飲み、みんなでバカやっている時が楽しかった。仕事で学んだことは数多くあった。でもやめた。後悔はしていない。自分にはやりたいことがあるからだ。