運命、葛藤、衝動、一瞬の快楽、愚か、禁断症状、欲

パチスロをやめて3ヶ月経つ。これからの生活費を含めた金を考えたらいやになってきた。
そんでどうにかならんかとたまたま通りがかったパチンコ屋に入ってしまった。衝動とは怖い。ホールをうろうろまわって良い台を見ながら、人の表情をうかがってみる。そして葛藤する。
席に座る。フッと頭をよぎる。財布をみると中には1万。通帳に2万。合計3万。この3万で人生を変えられるわけはないことはわかっている。目先のことしか考えず、先のことは考えない。人間なんていやな状況になるとリスクをとりたがる。今の俺の状況は残り3万しかなくて生活がものすごく苦しい。そんな状況で運命を変えられるのか。一瞬の快楽の味をしめているのでその過去の快楽が強烈に頭の中をよぎる。
席を立った。ホールをでた。人間の愚かさ、というより自分に対しての愚かさ。しけた金などいらない。そこまでしてリスクを犯すのは間違っていると思った。
もう金を稼げると思ってホールに入ることはないだろう。
でも、ホールの雰囲気はなぜか好きだ。