職業

職業には向き、不向きがある。だから自分ができる職業を己が選択する。でもその職業を選択したのは、自分であり、人にその職業に優劣を付けられる筋合いはない。
俺は大学に進学した。進学したものはまともな会社に就け。よく言われる。たしかにそれも一理あると思う。進学し、学んだことを活かせる会社に就くのが普通だ。でもその人の人生だ。人が押し付けることはできない。
まともな職業って何?じゃあまともじゃない職業って何よ?って問い返したくなる。
仕事をしている人は一生懸命働いているから文句をつけることはできない。卑下することはできない。一人一人が役割を担っている限りどの職業についていようがバカにすることは許されない。人はつながりをもって生きている。そうやってなりたっている。たとえ、自分に合っていない仕事をしていても、嫌々仕事をしていても、社会に何かしら貢献しているわけだ。上のものが偉い?関係ねぇ。どこそこの会社は有名でそこで働いている人は立派だ?関係ねぇ。
外ばかり見ている周りの目は腐ってないか、自分の目をよ〜く確かめろ!要は中身を見なきゃダメだな。どの仕事も意味のない仕事はいっさいない。社会に反することをしていなければそれは立派な仕事だ。

自分の身近にあるものを見て小さなものや部品を見て、どんな人が作っているか考えれば、自分は人によって支えられていることが十分にわかる。こうやっていまキーボード叩いているこのキーボードも人が作ったものだ。よく姿が見えている人が立派だという考えに陥りやすい。自分の姿が見えなくても立派に仕事をし、人を支えている人もいることを忘れてはいけない。

そう、人はジグソウパズルの1ピースだ。つながりがあってひとつでも欠けてはいけない。仕事に上下はない。