天才になる!?基本編2

身体的知性

身体的知性は、二つの重要な能力―感覚的知性と空間認識能力―と密接なかかわりを持っている。これら三つが密に連絡を取り合って協力すれば、一つの能力を伸ばすだけで、ほかの二つの能力も自ずと伸びていく。

メリット→身体的知性を身に付ける訓練をすれば、調和とバランスの取れた肉体をつくることができる。そして身体の酸素消費率が上がり、健康的とされる食事を取るようになり、休憩時間を自由に取りながら運動できるようになっていく。身体的知性を伸ばすうちに、あらゆる種類のスポーツができるようになっている自分に気づくだろう。
肉体的にバランスが取れて健康になってくると、精神面もバランスが取れて健康になっていく。肉体と精神は協調し合って機能しているのだ。

感覚的知性

かつてレオナルドダヴィンチは「平凡な人は、何も認識することなく眺め、聞くとはなしに耳を傾け、何も感ずることなく触れ、味わうことなく食べ、体を意識することなく動き、香りに気づくことなく呼吸し、何も考えずにしゃべっている」と嘆いていた。
 感覚的知性とは、五つの肉体的感覚(および六感、もしくは直感)それぞれに備わった途方もないパワーを最大限に活用する能力である。

メリット→トレーニングすると、自分の感覚を楽しませる方法や、自分の体を満足させる生活の仕方が、身についていく。

性的知性

性的知性は、一般に思われているような性器に向けられた欲望ではない。人類の生き残りはもちろん、自分や家族が生きていくために、知的、身体的資質を結集する大きな活力なのだ。

メリット→ほかの複合知性をすべて動員して性的知性や性生活を向上させる術が身につく